YKK AP株式会社様

User's Voice

社員の情報共有を活性化し

ブランド力や営業力を大きく向上。

社内の情報共有の活性化によるブランド力の向上を目的に、社員向けポータルサイトを導入したYKK AP様。そのキラーコンテンツとして、採用したのが日経テレコンのクラウド型自動クリッピングサービス「Knowledge Passport Fast Track(ナレッジパスポート ファストトラック)」だ。社内の情報共有基盤を確立したことで、ブランド力の向上や、情報格差の解消、営業力のさらなる化など様々なメリットを感じているという。

導入
サービス
日経スマートクリップoffice(導入時:ナレッジパスポート)
会社名 YKK AP株式会社
所在地 東京都千代田区神田和泉町1番地
設立 1957年7月22日
従業員数 12,802名 <海外を含む 17,143名> (2023年3月末)
事業内容 窓・サッシ・ドアなどの住宅用商品、ビル用サッシ・ドア・カーテンウォールなどのビル用商品等の設計、製造、施工および販売
サイトURL http://www.ykkap.co.jp/

導入のきっかけ

ブランド力の向上に向けポータルサイトを導入。

ブランド力の向上に向け

ポータルサイトを導入。

1957年の設立以来、「窓のトップランナー」として躍進を続けてきたYKK AP様。現在同社では、「断熱性に優れた樹脂窓の市場拡大・拡販」「リフォーム分野の強化」「海外での事業拡大」など6つの重点施策を中心に、国内外の市場における競争力強化を図っている。こうした事業推進にあたって欠かせないのが「社内の情報共有」だという。これについて、同社営業本部システム企画室室長(ブランドマネジメント委員会)・渡辺直樹氏は次のように語る。

「以前から当社はブランド力の向上に向け、社外へ積極的な情報発信を行ってきました。しかし、社内で自社の事業内容やその目的、ポジションが正確に伝わっていなければ、本当の意味でお客様に当社の製品やサービスの価値をご理解いただくことは難しい。社外への発信と社内の情報共有は、ブランド力向上の両輪なのです」そこで同社では、自社のブランドイメージを社員に浸透させるため、社内ポータルサイトの導入を決断。新たな情報共有の仕組み作りに乗り出した。その新しいポータルサイト内でキラーコンテンツとして浮上したのが、社外記事の閲覧だ。

YKK AP株式会社
営業本部システム企画室 室長(ブランドマネジメント委員会)
渡辺 直樹氏

「ポータルサイトでは、社内報はもちろん、トップのメッセージ、社内のシステムやマニュアルへのリンクなどを1つの画面から確認可能です。ただし、社外で書かれた客観的な記事を確認したいというニーズもありました」と同社広報室・佐藤碧氏は話す。特にそのニーズが高かったのは営業現場である。というのも営業現場では以前から情報力強化が課題となっていたからだ。

「お客様によっては、業界動向や他社動向も含めて様々な情報に精通されている方も少なくありません。当然、我々営業担当者も事前に新聞やインターネットで情報を収集する努力はしていますが、人によって情報格差があることは否めませんでした」と同社営業本部直需営業部部長・山本義昭氏は語る。もちろん、これまでも同社には社外記事を共有する仕組みはあった。従量課金制の記事配信サービスを利用していたことはその1つ。ただし、対象が経営幹部や部門長クラスに限定されていたため、広報室が購入した記事のダイジェスト版を独自に作成し、年3回社内に配布する形態だった。この方法だと情報のタイムラグが発生してしまい、必要な情報をタイムリーに伝えることが難しい。また、ダイジェスト版に掲載する記事の対象は自社関連ニュースに限られており、他社情報や市場動向、業界動向など、現場で真に必要な情報が網羅されているとは言い難かったという。

導入後の効果

タイムリーな記事配信により、

営業力のベースアップに成功。

YKK AP株式会社
広報室
佐藤 碧氏

こうした課題を解決するべく、同社ではポータルサイトへのキラーコンテンツとして、新たな記事クリッピングサービスの検討を開始。様々なサービスを比較した結果、日経テレコンの「ナレッジパスポート ファストトラック(以下、ファストトラック)」を採用することに決めた。

「採用にあたって最も重視したのは、ポータルサイト上で全社員が同じ情報を共有できること。ただし、全社員向けにクリッピングサービスを展開するとなると、従来の従量課金型サービスでは膨大なコストがかかってしまいます。その点、利用人数に応じた定額制の「ファストトラック」なら、コストを抑えることが可能です。加えて、サーバー設置やソフトウエア導入を必要としないクラウド型のサービスであることも大きなポイントでした」と佐藤氏は語る。

こうして2014年12月に、ポータルサイトがオープン。それと同時に全社員のうちPCを保有する約8000名が「ファストトラック」を利用できるようになった。それと並行して、全営業担当者にスマートフォンとタブレットPCが支給され、外出先でも主要経済紙の最新記事が閲覧できるという。運用開始から間もないが、ポータルサイトと「ファストトラック」に対する社内的な評価は上々だという。取引先の情報や市場・業界動向などもタイムリーに見られるようになったので、コンテンツの幅が広がり、ビジネスのスピード感もはるかに向上した。
「朝、出社してPCを立ち上げると、ポータルサイトが起動して、トップ画面に最新記事の見出しが表示されます。朝一番に業界や取引先の最新情報を仕入れることができるので、客先での会話の幅も広がりました。営業担当者にとって情報は武器であり、宝です。その点、今では記事の閲覧サービスによって最新情報にキャッチアップできる上、情報格差も解消されるようになったため、営業力のベースアップにつながっています」(山本氏)。
効果が出ているのは、顧客との折衝の場にとどまらない。取引先の期待に応えられるかどうかは、顧客の要望や市場ニーズに対して、いかにスピーディな対応ができるかにかかっている。取引先の動きをいち早く察知できれば、ただちに関連部署に連絡して対策を協議することも可能だ。これについても、今では外出先からタブレット経由でポータルサイトにアクセスし、記事に目を通すことも可能になったので、スピード感は様変わりしたという。これに加え広報室が行ってきた業務負担も軽減された。「社員が直接、ポータルサイトからクリッピング記事を閲覧できるようになったので、広報室で記事を選別・編集する必要がなくなりました。作業負荷が減って、より付加価値の高い活動に時間を割けるようになっています」と佐藤氏は語る。

今後の展望

サービスの利用者を全社員へ拡大

2015年4月には「ファストトラック」の利用者を全社員1万2300名まで拡大。今後もさらなる情報共有を図っていく考えだ。「今回のリニューアルで、全社的な情報共有レベルやリテラシーを上げることができました。今後はさらに一歩進んで、社員には自らの成長のために自己投資を惜しまないマインドを持って欲しいと考えています。今回の「ファストトラック」導入が、そのきっかけになるのではないかと、経営陣からの期待も高まっています」(渡辺氏)。さらに、今後は部署ごとに最適化された記事情報を配信することも検討しているという。

ポータルサイトの導入により、社内の情報共有とブランド力向上のための強固な基盤を確立した、YKK AP様。同社の持続的成長を支える情報ツールとして、日経テレコンのクラウド型自動クリッピングサービス「ファストトラック」が大きな役割を果たしつつあるようだ。

YKK AP株式会社
営業本部 直需営業部 部長
山本 義昭氏

2014年12月にオープンしたYKK AP様のポータルサイト。トップ画面にイントラネット社内報の「AP-Link」と「ファストトラック」をはじめ、様々な社内システムへの入口が表示される。タブレットからもアクセスできるので、外出先でも最新情報を入手することができる。

特定の検索キーワードにより、主要経済紙の最新ニュースをクリッピング。自社記事のみならず他社情報や業界動向、市場動向なども網羅している。全社員が同じ情報を共有できるため、社員間の情報格差も徐々に解消されつつある。

ご利用企業様
成功事例

YKK AP株式会社様

サービス導入前

社外で書かれた客観的な記事を確認したいというニーズもあった
ダイジェスト版に掲載する記事の対象は自社関連ニュースに限られており、
 他社情報や市場動向、業界動向など、現場で真に必要な情報が網羅されているとは言い難かった

サービス導入後

営業担当者にとって情報は武器であり、宝

作業負荷が減って、より付加価値の高い活動に時間を割けるようになった
コンテンツの幅が広がり、ビジネスのスピード感もはるかに向上した