日経テレコン『最短距離』検索ガイド:
特定の記事へ迷わず到達するテクニック①
2026年1月13日
日経テレコンの記事検索メニューで、ノイズを劇的に減らし、欲しい情報へ最短距離で到達するための実践的なテクニックを2回にわたりご紹介します。第1回目となる今回は、社説や書評といった記事の「型(スタイル)」を活用する方法です。特定の記事を狙い撃ちすることで、専門家の深い洞察や意思決定の指針を効率的に入手する検索術を解説します。
①最短で論点整理!日本経済新聞の「社説」のみを検索する
「社説」は、新聞社が社会情勢など時事のさまざまな問題に対して示す公式見解です。複雑なニュースの「論点」と「今後の方向性」を把握したい時に不可欠な情報源です。たとえば「脱炭素」について調べる際、個別の事実報道や技術発表を追うだけでは全体像は見えにくいものです。「社説」のなかで「脱炭素」について論説している記事を検索すれば、「日本経済が負うべき責任」や「制度設計の課題」などマクロな視点が浮き彫りになり、押さえるべき論点が明確になります。
日本経済新聞朝刊の「社説」を検索する
【方法1】見出しの表記でキーワード検索する (社説)

【方法2】コラムキーワードで検索する 「社説」

日経各紙の場合、主要なコラムや大型連載記事名を「」(鉤括弧)で囲むと、そのコラムだけを検索対象とします。
②情報の背景を追う!日経各紙の「コラム・連載」をシリーズで読み解く
コラム記事とは、特定の執筆者や編集委員が独自の視点や鋭い洞察を交えて執筆する論評記事です。日本経済新聞では「春秋」や「大磯小磯」などの定番コラムがあります。連載記事は一つのテーマを数回から数十回にわたって多角的に深掘りした記事です。コラムや連載記事は、ニュースという「点」を事象の背景や因果関係という「線(文脈)」でとらえることができます。「特定の業界再編を追った連載を一気読みする」「競合他社の過去の決断の軌跡をコラムからたどる」など、一つのテーマを深掘りすることで、自社の次の一手を導き出すための判断材料を得ることができます。
日経各紙のコラムや連載記事をまとめて検索する
主要なコラムや大型連載記事名を「」(鉤括弧)で囲むことで、①の「社説」同様、そのコラムだけを検索対象とします。

日経以外の媒体では、連載名をキーワードにして検索します。絞り込みのポイントとしては、多くの媒体で連載名が見出しに記載されていることから、検索範囲を「見出し」のみにする方法があります。また、媒体によっては、(連載名)や【連載名】といったように、一定の表記ルールが設けられています。そのため、連載名が一般用語である場合は、()や【】などの記号を含めて検索することが絞り込みに有効です。
③時短テクニック!「最終回」から結論を逆引きする
「長期連載をすべて読む時間はないけれど、要点だけは確実に押さえたい」。そんな忙しいビジネスパーソンには、まず最終回を特定して読み、そのテーマの到達点を把握してから必要に応じて過去の回へさかのぼるという「逆引き」の読み方をおすすめします。複雑なトピックの要点を短時間で理解することができます。
日経各紙に掲載された連載の最終回を検索する

長期連載の全体像をつかむための検索キーワードは、「HL=(終)」です。HLは検索対象を「見出し」のみとする記事検索のコマンドです。日経各紙では連載の最終回の見出しに(終)が付与されるルールがあるため、この表記をキーワードにすることで連載のゴールだけを特定できます。
④効率的なインプットに!信頼の「書評」からビジネスのヒントを得る
記事分類キーワードの「$書評」を用いることで、専門家が厳選した書籍レビューのみを抽出できます。書評のメリットは、プロによる「要約」と「客観的な価値判断」をセットで得られることです。たとえば「$書評 組織」や「$書評 著者名」など、タイトル・著者・出版社などを入力して絞り込めば、その分野の書籍を効率的にリストアップできます。「目利きの視点」を借りることで、読むべき一冊を迷わず選別できます。インプットの質が高まり、日々の自己研鑽をより充実したものへと導いてくれるはずです。
書評を検索する

見出しの表示順を適合順に並べ替えることで、よりキーワードとの親和性が高い(合致する)記事から順に表示されるため、目的の情報に素早くたどり着けます。
⑤検索結果を最適化!「外部著作記事」を検索でコントロールする
外部著作記事とは、著作権が新聞社ではなく外部の著者や情報提供者(通信社、出版社など)に帰属する記事の事です。日経テレコンでは、専門家による寄稿などの外部著作記事は「見出し」のみで本文は表示できません。
外部著作者の記事を検索、または除く
◆外部著作者の記事を検索する $外部著作記事

◆外部著作者の記事を除く 〇〇〇 not $外部著作記事

本文が読めない場合でも「どの専門家がどのテーマで発信しているか」など、インデックスとして検索する価値は十分にあります。外部著作記事を検索する場合は「$外部著作記事」と入力します。
一方で、本文まで読める記事だけを検索結果として得るため、最初から除外しておくことも調査の効率化という意味で賢明です。外部著作者の記事を除く場合は、検索キーワードの後に「not $外部著作記事」と入力します。見出しのみで本文を表示できない記事を省き、スムーズに情報を収集することができます。
⑥プロの視点を追う!特定の「特派員」を指定して専門知見を定点観測する
特定の記者が持つ鋭い視点や分析力に注目することも、質の高い情報収集には欠かせません。海外特派員による署名記事は、現地の空気感や独自のネットワークに基づいた深い分析が魅力です。特定の地域や技術動向などの専門分野に精通した記者を「定点観測」することで、信頼できる「個」の視点を軸にした情報収集が可能になります。
特定の特派員の記事を検索する
例:特派員の氏名が「日経太郎」の場合 日経太郎】

記者の氏名の後ろに】(隅つきの閉じ括弧)を付けて検索してください(例:日経太郎】)。その記者が執筆した署名記事を抽出できます。