お悩み解決シリーズ②
記事検索の検索結果が少ないと感じたときは?
2025年5月12日
「検索結果が想定したより少ない」「過去の情報が見当たらない」「限られた年月の情報しか検索できない」など、「記事検索の検索結果が少ない」と感じたときに、検索結果を増やす方法をご紹介します。
検索結果が少ない時(1) キーワードを追加して拡げる(OR)検索をする
検索キーワードとして入力した表記と、各媒体の表記が異なっている場合、検索結果が少なくなる場合があります。たとえば、「メイン会場」と「メーン会場」、「ユーザーインターフェース」と「ユーザインタフェース」、「氾濫」と「氾らん」。他にも「Facebook」を「フェイスブック」や「フェースブック」などアルファベット表記とカタカナ表記が考えられる場合や、「向日葵」と「ヒマワリ」、「ひまわり」のように漢字、カタカナ、ひらがなの異表記が存在する場合です。
複数の表記が考えられる場合は、検索キーワードボックスにスペースを入れ、複数のキーワードを入力した後、詳細条件の検索方式で「いずれかの語を含む」を指定すると拡げる(OR)検索になり、入力したキーワードをすべて検索対象とすることができます。
演算子OR拡げる検索には、詳細条件の検索方式「いずれかの語を含む」を指定して検索する以外に、演算子「OR」をキーワードボックスに入力する方法もあります(演算子について詳しくはこちら)。 2015年オバマ元米大統領が「マッキンリー山」から先住民の呼び名にした北米最高峰「デナリ山」が、2025年2月トランプ米大統領の主導により再び「マッキンリー山」に改名されました。 |
検索結果が少ない時(2) 同義語展開の設定を確認する
初期設定では「同義語展開“する”」となっていますが、件数が少ないと感じた場合は同義語展開の設定が変更されていないか確認してください。
同義語展開とは、表記は異なるが意味や内容の同じ言葉を自動的に展開して検索する機能です。「二酸化炭素」を「同義語展開“する”」で検索した場合、「二酸化炭素」だけでなく、「CO2」「炭酸ガス」とある記事も検索対象となります。「ホンダ」と「本田技研工業」、「NHK」と「日本放送協会」など会社名も同義語として検索します。
※すべての同義語を完全にカバーするわけではありません。たとえば「人員整理」と「人員削減」を同義語と感じる方がいるかもしれませんが、同義語展開では検索されません。漏れなく情報をヒットさせたい場合は、検索結果が少ない時①でご紹介したように思い浮かぶ複数のキーワードをOR検索することをおすすめします。
検索結果が少ない時(3) キーワードを単語に分解する
キーワードを単語に分解して検索してください。たとえばキーワード「人員削減」で検索した場合、記事中に「人員削減」とある記事だけがヒットします。「大規模な人員の削減を~」「削減した人員の数は~」など「人員削減」に関わる記事であっても「人員削減」というズバリのキーワードが記事中になければ検索対象にはなりません。そこで、キーワードを「人員 削減」と分解して検索することで検索結果を増やすことができます。
検索結果が少ない時(4) 正しい表記で検索する
記事がヒットしない場合のよくある事例が「言葉を間違えている」というものです。健康食品の「アガリクス」というキノコを「アガリスク」、果物の「アボカド」を「アボカト」と間違えているケース。間違った表記のキーワードで検索すると、検索結果は「0件」もしくは少数ながら存在する「間違った表記を使った記事」がヒットします。検索結果が「0件」や「少なすぎる」場合は、検索語が正しいかを確認してください。
【TIPS:人名で検索】新聞表記に合わせて、姓名の間はスペースを空けずに検索してください。 間違い例)出川哲郎 → 正しい表記)出川哲朗 【TIPS:会社名で検索】法人格(株式会社など)はつけずに検索してください。また、略称よりも正式名称で検索する方がノイズは少なくなります。「商標を会社名だと思っていないか」、「社名変更をしていないか」も確認してください。 |
正しい表記がわからないときは、Googleなどの検索エンジンで検索して確認してから記事検索をしてください。また、社名変更が多く行われている会社を検索する場合は各企業のホームページなどで会社名の変遷を検索前に確認してください。最適な情報収集のためにWebサイトと日経テレコンを組み合わせることをおすすめします。