私たちの学校
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夢と希望をもち、勇気で挑戦
東海大学付属翔洋高等学校は1999年に、第一高校と工業高校が合併して設立されました。創立者・松前重義博士の「建学の精神」に則り、「夢と希望をもち、勇気で挑戦」を合言葉に文武両立を目指し、他校にはない特色のある授業を展開しています。中でも現代文明論とNIE教育では、地域に愛される学校へのステップとして、将来の夢を見出すきっかけとして新聞記事データベースを有効的に利用しております。
導入ポイント
ニュースの経緯や背景の理解に役立つ |
信頼できる2紙の情報を検索でき、 情報の幅が広い |
学校の歩みを確かめられる |
新聞記事検索システムの活用事例
導入理由
東海大学付属翔洋高等学校では、NIE学習を取り入れ、新聞のスクラップや新聞切り抜きコンク-ル、読者の欄への投稿などを行ってきました。ペ-ジをめくるたびに、様々な情報が飛び込んでくる楽しさ、視野が広がる面白さを生徒にも体験してほしいと思い取り組んできました。
しかし、最近は新聞を講読している家庭も減少し、新聞を使って授業を展開することが難しくなりました。生徒が学習を通じて興味を持った記事について、経緯や背景を正しく理解するには、過去の新聞記事を利用することが最も効果的です。
そこで本校は今年4月から、「静岡新聞デ-タベ-スplus日経テレコン」を導入しました。このデ-タベ-スの良いところは、地方新聞として学校の話題や地域の話題を豊富に提供している静岡新聞と、全国紙として経済記事で信頼が置ける日本経済新聞の記事を検索できることです。
実 践
先日、私が現代社会の授業を担当しているクラスに、一人ひとりが、デ-タベ-スにアクセスできる環境を整備し、誕生日の記事や、 興味あるテ-マを決めて検索させました。以下は、生徒の感想です。
「私が生まれた15年前、高校生は、携帯電話ではなくポケットベルの使用が主流であったことがわかり驚いた」「ひとつのキ-ワ-ドで、今と昔を比較できることが面白いと思った」「自分の生まれた日の記事について、両親に話して感想を聞きたいと思った」「学校名を検索したら、学校の歴史を見ているようで、楽しかったです」「見出しの記事が新聞のように大きくないので、記事の重要度がわからなった」「文字だけではつまらないので、写真、図、表などが沢山あるといいなと思う」という意見もあり、生徒の視点に感心しました。
新聞デ-タベ-スを上手に利用することで、NIE学習の世界が広がります。これから、各教育機関で急速に拡大していくのではないかと思います。
[NIE] Newspaper In Education(教育に新聞を)の略称。学校などで新聞を教材として活用すること。
地歴公民科 NIE学習担当 川上博教諭