私たちのまち
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図書館を情報収集・課題解決の場に
平成17年の旧島田市と旧金谷町との合併、さらに、平成20年の旧川根町との合併を経て、この5月5日、島田市は新市誕生10周年を迎えました。11月1日に予定している記念式典をはじめ、さまざまなイベントが開催されます。
図書館においても、12月に絵本作家長谷川義史氏の記念講演等を予定しておりますので、是非ご参加ください。
さて、平成24年に開館した島田図書館は、当市の情報・文化の拠点であるだけでなく、中心市街地の活性化や、併設する 「こども館」と合わせて多世代交流の場としての役割をも担う施設であり、子どもからお年寄りまで、多くの皆さんにご利用いただいております。
このたび、新聞記事や経済情報のデータベースを利用できるようになったことで、現代の図書館に求められている情報収集・ 発信機能が更に強化されました。その結果、図書館は「本を読むだけ」の場所ではなく、暮らしやビジネスに役立つ情報収集の場、さらに、日々の生活の課題解決の場としても大いに活用できます。皆さんも是非新聞データベースをご利用ください。
導入ポイント
幅広い情報を収集可能 |
新聞記事や経済情報を気軽に検索 |
市民の質問に素早く対応できるツール |
新聞記事検索システムの活用事例
- データベースは市民への情報提供に役立つと語る杉山課長
子どもたちの夢をカタチに
島田図書館は、中心市街地の活性化とまちなか情報発信拠点の整備を目的にJR島田駅北口に建設された官民一体型の「中心市街地交流拠点施設」の一部として、平成24年9月に移転開館しました。
開館以来「人の交流と情報発信」をテーマに、読書履歴を通帳の形で残せる「読書通帳」や、地元企業等から広告を募り雑誌の充実を図る「雑誌スポンサー制度」といった事業を、県内他館に先駆けて取り組んできました。
最近では、「ぬいぐるみ」が図書館にお泊りして図書館内を探検し、持ち主の子どものためにお勧めの絵本を探すというストーリーの「ぬいぐるみの図書館お泊り会」、お正月の福袋をヒントにした、中身の本が見えない「図書館福袋」などの取り組みに対し、多くの皆さんから好評をいただいております。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、市民の皆さんに幅広い情報を有効に活用していただけるよう導入いたしました。
今後もより多くの皆さんのご期待に沿えるよう、サービスの向上に努めていきます。
島田市教育部図書館課長 杉山郁夫
- 新聞データベースを活用する塩本係長
市民の疑問に瞬時に対応
図書館は、本を読んだり借りたりする場として存在するだけでなく、各種の情報を提供したり、暮らしの中の疑問や課題を解決するお手伝いをするという重要な役割があります。図書館資料では見つけることが難しい最新情報や日々変化するデータに関しては、新聞記事や経済情報などを検索できるオンラインデータベースが有効なツールとなります。
出版までに日数のかかる図書にはまだ掲載されていない最新情報を新聞記事の中から探したり、同じテーマを時系列で追って調べようとしたとき、以前はとじた過去の新聞を一枚一枚めくって調べなくてはなりませんでしたが、オンラインデータベースを導入したことで、情報を素早く提供することが可能となりました。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」
は地域情報の宝庫である静岡新聞と全国の経済情報が瞬時に検索できるため、私たちの地域のデータベースとして特に優れたものであると思います。
島田図書館のインターネット閲覧コーナーでは、来館した皆さんが自由に「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を利用できますので、ぜひご活用ください。
島田市教育部図書館課 島田図書館係長 塩本桂三