私たちのまち
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図書館を“市民の知恵”の拠点に
都市の魅力の一つに文化的集積があります。沼津市は人口の割に文化芸術に親しむ人が多いと自負しておりますが、その遠因は明治のごく初期に旧幕府の沼津兵学校が、この地に置かれた事にあると言われております。
沼津市立図書館は、そんな市民の知的欲求に応える生涯学習施設として、全国でも珍しいオール開架方式を採用し、豊富な図書資料と視聴覚資料を有しており、さらに新聞記事データベースを導入し、市民に提供しております。図書館が“市民の知恵”の拠点として、まちの活性化に役立って行く事を願って止みません。
導入ポイント
「調べ、探し、集める」で期待に応えてくれる |
他市町の情報を地方版の記事で読むことができる |
日々の経済の動きや経営のヒントを得られる |
様々なデータが豊富 |
新聞記事検索システムの活用事例
- レファレンス業務にあたる神山さん
頼れる情報ストック
図書館利用者は情報を求めて来館します。館内の図書資料や新聞雑誌資料で事足りればいいのですが、それでも調べきれないケースがあると思われます。そんな時、新聞記事データべースは「調べ、探し、集める」で期待に応えてくれるツールです。
▽膨大な情報ストックがあり、年数が経っても消えない▽調べたい特定の出来事やテーマに関する記事が、キーワードを入力するだけで瞬時に拾い出せる ▽「過去」から「現在」まで時系列で把握できる ▽取材・編集を経た信頼度の高い情報を得られる、などの利点があるからです。
県内の「?」に即応
当館が導入している「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、文字通り、静岡新聞と日本経済新聞の記事を検索できるものです。中でも静岡新聞の情報は、手元に届く新聞では読めない県内他地域の地方版の記事を読めるようになっています。
小学生の自由研究で「久能山東照宮を調べたい」、防災対策に生かすため「過去の災害状況を集めたい」など、地域に関係する情報ニーズは多様化してきましたが、来館者の問い合わせに応じるレファレンスカウンターで、以前より即応できるようになったのを感じます。
ビジネス情報を図書館で
このデータベースでは、日本経済新聞の記事も検索できるので、日々の経済の動きや経営のヒントになる情報が充実しました。当館では利用者向け端末で使えるようにしています。火曜日から木曜日が午後6時半まで、金曜日は午後9時まで開館していますから、仕事後の利用が可能です。ビジネスマンや商工業者、行政職員、農漁業従事者が、図書館を仕事に役立つ情報収集の場としてくだされば幸いですし、学生、高齢者、自治会・地域活動関係者など、様々な方々に様々な方面で活用していただきたいと思っています。
沼津市立図書館 図書係 神山和弘
使える機能
データ&ランキング
図書館、自治体、大学タイプに搭載されているメニューです。主要な経済指標や各種ランキングを確かめられます。
・調査・ランキング
「社長100人アンケート」「ヒット商品番付」など日経各紙などに掲載されたランキング、調査をご覧いただけます。
・マクロ経済統計
GDP、家計調査、有効求人倍率、新車販売台数、国際収支などマクロ経済の指標を表やグラフで確認できます。
・地域経済・都市データ
都道府県と市町村の人口、面積、財政などのデータを細かく知ることができます。
・POSランキング
「緑茶飲料」「防虫剤」など213の商品分類ごとにランキング。全国の大手・中小スーパー、生協から毎日収集して集計・加工したデータで、分野ごとの売れ筋がひと目で分かります。