私たちの学校
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遠隔通信システムを配備、ICT教育先進校
本校は、南アルプスのふもと、清流大井川と緑豊かな山並みに抱かれた、魅力あふれる川根本町に位置する学校で、「自省」「創造」「果断」の校訓のもと、生徒の可能性を伸ばし、地域内外から信頼される学校を目指しています。
また、他校と比べ生徒数に対して教員数が多い利点を生かし、例えば全教員が、3年生一人一人の進路指導チューターとなり、担任とともに進路実現を支援するなど、きめ細やかな指導を実践しています。
さらに、電子黒板機能付きプロジェクター、学年全員が使用可能なタブレット端末、全国各地と交流が可能な遠隔通信システムなどを配備した教育先進校です。
アクティブ・ラーニング型授業を展開し、確かな学力の育成を図る本校の強みを、今回の新聞データベースの導入でさらに伸長できると考え、積極的な活用を進めていきます。
導入ポイント
2紙の新聞記事を幅広く検索・比較が可能 |
進路学習をサポート |
授業の教材づくりに活用 |
新聞記事検索システムの活用事例
- 進路指導に新聞データベース
が役立つと話す
森本先生
新聞は生きた教材、データベースで深堀り
2020年度からの大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト(仮称)」は、思考力や判断力、表現力が問われる試験になる見通しです。また価値観の多様化する現代において、様々な問題を自分で解決していく能力が必要となってきています。
そこで本校では、今年度から「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入しました。
本校では以前から「表現トレーニング」や「新聞を活用した学習」を用いて実社会への関心を深め、それに対する自身の意見を的確に表現できる社会人の育成に力を入れています。「新聞を活用した学習」では、「新聞スクラップリレー」という、生徒が4人班を作りスクラップした記事に対しての意見や感想を1週間でリレーしていくものを行っていますが、大抵同じ日の新聞から切り抜くため、記事が重なったり傾向が偏ったりしてしまいがちでした。
しかし「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入したことにより、授業で静岡新聞だけでなく、日本経済新聞の記事も活用する事ができ、興味のある分野やニュースを簡単に検索できるため、あらゆる記事に対して自分自身の考えをまとめることができています。
進路学習でも、進路志望先の調べ学習の際に「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を活用することによって、今まで以上に幅広い情報を効率よく収集することができ、進路に関しての知識を多く身に付けることができます。
今後、より有効的な活用ができるよう改善を加え、生徒の進路実現をサポートしていきたいと考えています。
川根高等学校進路課長 森本菜穂美
- 授業の教材づくりに新聞データ ベースを活用する内野先生
「知識」を「知恵」に変えるツール
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は「知識」を「知恵」に変えるツールだと私は考えています。前回の授業で扱った内容が記載されている新聞記事を生徒に提示して、その内容を生徒が読み取ることで、自分の知識は実社会で使われているものだと認識することができます。この社会とのつながりは学びに価値を見出し、生徒の学習意欲を高めてくれるものです。
また、メディアの多様化で新聞に触れる機会が減少するなかで、新聞データベースを活用する事で社会の事象にダイレクトにつながる事ができます。
新聞記事という自分以外の視点を生徒にもってもらうことで「知識」を「知恵」に変え、生徒の生きる力を養っていきたいと考えています。
川根高等学校地歴公民科教諭 内野真秀