私たちのまち
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未来へ輝く「創造都市・浜松」
豊かな自然にあふれるまち、浜松。北は赤石山脈、東は天竜川、南は遠州灘、西は浜名湖に囲まれ、多様な自然とさまざまな地形に恵まれています。
明治以降、繊維、楽器、輸送用機器分野においては高度な産業技術を背景に世界的な企業が次々と誕生し、「ものづくりのまち」として発展してきました。また、温暖な気候と豊かな自然を利用した特色のある農業、林業、水産業も盛んです。
浜松市が、技術・文化・さらには国際色豊かな創造都市として今後も発展していくためには、浜松の歴史を伝承し、情報と人、人と人を繋げる“地域の情報交流拠点”である図書館は欠くことのできない存在です。市民の皆さまに大いにご活用いただき、暮らしに役立つ図書館としてさらに発展していくことを期待します。
導入ポイント
多角的な新聞検索が可能 |
レファレンス業務に活用 |
過去から現在までの情報充実 |
新聞記事検索システムの活用事例
- 英語多読コーナー
- 新聞データベースで情報を
分析する高山館長
(平成29年3月現在)
レファレンス(調べ物相談)に役立つ
大正9年開館の浜松市立中央図書館は、浜松市役所・浜松城・美術館の近隣に位置し、浜松市内の23館1分室の中心として全館を取りまとめています。
当館には、2つの調査に特化したコーナーがあり、毎日多くの皆さまの調べものにご利用いただいております。
まず、浜松市を中心とした静岡県内と三遠南信の地域に関する郷土資料を扱う「郷土資料室」です。次に事典・図鑑・地図・法規などの調べもの資料を扱う「参考図書室」です。
図書館では、多くの新聞資料を整理・保存しています。日々のニュースから図書館独自で地域に関する検索語の登録をしていますが、すべては登録できません。
皆さまのお問い合わせ対応をより充実させるため、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入し、多角的な新聞検索ができるようになりました。
レファレンスは、来館しなくても広くご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。資料探しのお手伝いをさせていただきます。
今後も、生活により役立ち、使いやすい身近な図書館を目指します。ぜひ、図書館をご活用ください。
浜松市市民部中央図書館長 高山厚志
- 調べ物相談に新聞データベース を活用する外山グループ長(左)
知の情報拠点、市民サービスを拡充
浜松市が舞台となっている平成29年の
大河ドラマをきっかけに、地域の歴史についての関心が高まり、歴史資料に関するレファレンスも増えています。井伊直虎関連資料も数多く出版されましたので、特設コーナーを設け広く市民の皆さまにご覧いただけるようにしています。
また、地域に伝わる歴史資料をインターネットでご覧いただける「浜松市文化遺産デジタルアーカイブ」を平成25年度より整備しています。ここにも、直虎関連資料として多くの古文書等を搭載させていただき、好評を得ています。
このほかに、浜松市は外国にゆかりを持つ市民が多く住む都市であり、多様性は都市の魅力となることから、子供たちへの豊かな読書体験を提供する「いろいろな国のおはなし会」や多言語による「ブックスタート」など、多文化サービスを推進しています。やさしい英語の本からスタートし、たくさんの英語にふれることで英語力をつける「英語多読」の資料も充実させ、幅広い年代の皆さまに活用いただいています。
中央図書館は資料やサービスの充実に加え、より使いやすく、時代の変化に対応した地域の情報交流拠点としての役割が求められています。そのためにも「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を大いに活用し、過去から現在までの情報を必要に応じて提供していきます。広く皆さまに図書館をご利用いただけるよう努めてまいります。
中央図書館調査資料グループ長 外山孝俊