私たちのまち
-
豊かな市民の暮らしづくり 熱海市
熱海市は海・山・温泉に恵まれ、国際観光温泉文化都市として発展してまいりました。
2020年には東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されることで熱海経済の更なる躍進と持続的発展を図り、 「豊かな市民の暮らしを実現できる温泉観光地のモデル創り」としての政策を推進しております。
図書館は幼児から高齢者まで幅広い層に親しまれている教育文化施設であり、次世代を担う子どもの読書活動の推進に取り組んでいます。 平成30年度から24時間貸出利用できる電子図書館や新聞データベースによる情報を図書館の新サービスとして市民の皆さまへ提供を開始いたしました。 今後も情報の集積拠点である図書館を大いに活用していただきたいと思います
導入ポイント
図書館のデジタル化推進 |
記事検索が容易 |
市民サービスの充実 |
新聞記事検索システムの活用事例
情報コンシェルジュとして便利なツール
- 新聞データベースを活用する 山田館長
熱海市立図書館の歴史は古く、平成27年に創立100周年を迎えました。
始まりは大正4年11月10日に大正天皇御大典記念として、熱海在住の坪内逍遙博士ほか有志の寄贈図書など5657冊をもとに町立熱海図書館として創立しています。
当時寄贈された蔵書の中には、国内でも数冊しか存在しないものもあり大変貴重な蔵書であることが判明しています。
また、当館が保存している昭和29年度からの地元新聞等は、劣化が著しく閲覧が難しい事や保存場所の確保も困難な状況にありますこうした貴重な資料提供を今後も継続するために、
郷土資料や鳥瞰図(ちょうかんず)等のデジタル化保存事業を進めていますが時間と費用が必要とされます。
しかし、近年の情報社会の中で、市民ニーズに合った質の高いさまざまな情報サービスの提供が求められています。
この度の図書館システムのグレードアップに伴い導入いたしました「静岡新聞データベース plus 日経テレコン」は、デジタル化を推進する当館の情報コンシェルジュとして期待するものです。
新聞データベース専用のパソコンも設置され「静岡新聞・熱海新聞・日本経済新聞」の記事やデータを効率よく検索できますのでお気軽にご利用ください。
熱海市立図書館長 山田真士
熱海新聞データベースで地元の情報収集
- レファレンスに新聞データベースは便利と話す川口司書(取材時)
- 新聞データベース専用の閲覧スペース
最近メディアプロモーション効果により多くのテレビ番組で熱海が取り上げられ注目が集まっており、市内外より熱海の歴史等について多くのご質問をいただくようになりました。
過去の出来事や行事を調べるとき、重要な情報源である市内新聞を活用します。市内新聞は書籍化されておらず記事検索もできないため、時間をかけ一つ一つの記事を確認し必要な情報を見つけなければなりませんでした。
しかし、この熱海新聞もデータベース化されている「静岡新聞データベース plus 日経テレコン」を導入したことによって、
静岡県内の出来事はもちろんのこと、熱海市内の出来事も、キーワードや日付から記事検索ができ、さらに関連記事の表示もあるため、短時間で必要な情報を提供出来るようになり、大変便利になりました。
また、電子図書館を開設し、古地図や歴史書などをデジタル化した郷土資料をはじめ、実用書や小説をご自身のパソコンや携帯電話から、24時間ご利用いただけるサービスも始めました。
今後も情報収集の拠点として、幅広い資料の収集やサービスの充実に努めてまいりますので、ぜひ一度図書館に足を運んでいただき「静岡新聞データベース plus 日経テレコン」や電子図書館を利用してみてください。
操作が苦手という方でも簡単にご利用いただけます。窓口でもご説明いたしますので、気軽に職員へお声を掛けてください。
皆さまのご来館をお待ちしています。
熱海市立図書館 司書 川口京子