私たちの学校
-
「生徒一人ひとりを大切に育てる」進学校
本校は、昭和38年の開校以来、「学業と人間形成の両面において、生徒一人ひとりを大切に育てる」という教育方針のもと、「人生を主体的に切り拓き、高い志を持って社会に貢献する人材の育成」を目指して教育活動を推進しています。生徒たちは、生徒実行目標「自分に負けるな」を合言葉に、文武両道を掲げ、充実した学校生活を送っています。
これからの知識基盤社会では、知識を活用し、多様な人々と協働して新たな価値を生み出す力が求められます。本校では、「総合的な学習の時間」において「探究的学習プログラム」を導入し、よりよい社会の実現をめざした課題発見・解決能力の育成と、主体的な学びの実現に取り組んでいます。
今回導入した新聞データベースの活用が、資質・能力の育成に資することを期待しています。
導入ポイント
「総合的な学習の時間」に活用 |
正確な情報を瞬時に収集可能 |
調べ学習のツール |
新聞記事検索システムの活用事例
学びの質を高める新聞データベース
- 新聞データベースを活用した授業で指導する小関委員長
2021年度大学入試から「主体的・対話的で深い学び」を問われることになります。
本校としても「知識・技能」に偏りすぎている現在の教育内容を見直し、学力の3要素の中の残りの2技能「思考力・判断力・表現力」と「主体性」を伸ばしていくことが喫緊の課題となっております。
各教科において、授業改善を推進している中、「総合的な学習の時間」(来年度からは「総合的な探究の時間」に名称変更)も大きく変える事になりました。
現在の1年生から「ディベート学習」を導入し、11月からその活動が始まっているわけですが、ディベートで“是か否か”の論を展開する上で、最も大切なのが論拠(エビデンス)です。客観的な証拠を提示し、自分の論の正当性を主張する必要があるのです。
エビデンスを調べることは容易ではなく、図書館で調べることや、有識者にインタビューに行くなどの方法を取ることが多いのですが、「静岡新聞データベース plus 日経テレコン」を活用すると、正確な情報を数多く調べることができます。
新聞データベースでは、過去にさかのぼって一つの事象をキーワードに、さまざまな意見を情報収集することが可能です。初めての取り組みであるこのディベートを通して、生徒には深い学びをしてほしいと願ってやみません。
未来構想委員長 小関雅和
新聞記事を比較、メディアリテラシーを学ぶ
- 図書館カフェ」の様子
- 生徒の調べ学習をサポートする石田課長
今、学校教育で求められているのは、生徒をアクティブ・ラーナーに育てることだと思います。「読書センター」「学習・情報センター」である学校図書館は、まさに生徒の成長の支えです。今後ますます重要な役割を担うことになるでしょう。
本年度まず着手したことは「生徒が訪れる図書館作り」です。「図書館カフェ」「漫画まつり」等の企画を立て、図書館で、お茶を飲んだり、自由に話ができたりする雰囲気を作りました。それらをきっかけに来館する生徒数が増加しました。調べ学習のために訪れる生徒も増えてきています。
そこで不可欠なのがメディアの充実です。課題解決学習に、新聞は大変重要なメディアです。「静岡新聞データベース plus 日経テレコン」の導入によって、生徒は自分の求める記事を迅速に探し出せるようになりました。パソコンの前で興味のある新聞記事やそのニュースについて話し合っている生徒達の姿もよく見かけます。
今後、学校図書館は、生徒の学習支援を意図して環境を整備した空間、ラーニング・コモンズとして進化せねばなりません。生徒一人ひとりの主体な学びをサポートするために、この「静岡新聞データベース plus 日経テレコン」が大いに活躍することを願っています。今後も生徒が能動的学習者に成長するサポートをしていきたいと思います。
図書課長 石田智子