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静岡県立大学

Vol.74-2017年8月静岡新聞掲載広告から転載

静岡県立大学

私たちの大学

静岡県立大学 学長 鬼頭 宏 きとう ひろし

地域を創る 未来を創る

今、社会は大きなうねりの中にあります。人口減少・高齢化が加速する中、地方創生を推進し、いかにして豊かさと快適な生活を維持するかが問われています。
歴史を振り返ってみれば、人口停滞の時代は、新しい技術や文化を育んだ時代でもありました。今まさに、新たな文明システムとライフスタイルへの転換が求められているのです。その実現には、知の結集と、次の時代を創造する力を持ったリーダーが必要です。 大学と地域が一体となり、地域と未来、そして人を育んでいかなければなりません。
こうした学生や教職員の学びには、図書館や電子ジャーナル・データベース等の充実が欠かせません。これからも発展を続ける静岡県立大学にご期待ください。

導入ポイント

 
研究活動に必須のコンテンツ
 
新聞情報を学びに活用
 
学内どこでもアクセス可能

新聞記事検索システムの活用事例

  • 会話しながら学習できる 図書館内のLCフロア
  • 新聞データベースの必要性を 語る小幡館長(「岡村文庫」にて)

歴史を読み継ぐということ

文字のない社会の文化を研究しています。無文字社会の語り部はデータベースそのものです。語り部の語りに耳を傾けることとデータベースに目を通すことは共通しています。
人類はその歴史のほとんどを語り部の語りに頼って生きてきました。歴史は語り継ぎ、読み継がれることによって、はじめて歴史として表出し、未来を見通す道標となるのです。
人類は、時として悲惨な歴史を繰り返す愚者でもあり、また歴史から教訓を学ぶ賢者でもあります。
本学附属図書館には『南ヴェトナム戦争従軍記』などを著した岡村昭彦の蔵書(「岡村文庫」)があります。彼は「我々はどんな時代に生きているのか」と問いかけます。この問いに答えるためには、これまでどのような時代を生きてきたのかを問わなければ答えることはできません。
新聞データベースは、暗闇の中で炎を囲んで語る語り部に耳を傾けてきた、時代の闇を照らす炎であり、明日にむけて語られる語りでもあります。
はかない語りや文書が新聞データベースとして生まれ変わった今、私たちは未来への確固たる指針を手に入れたのです。

静岡県立大学 国際関係学部教授・附属図書館長 小幡壯



  • 新聞データベースで情報収集する岡田事務長

研究・教育活動に必須のデータベース

本学附属図書館は開学以来、積極的に学術資料の収集に努め、現在40万冊の学術図書、5,000種の学術雑誌、30種の新聞を提供しています。学術雑誌は、元々紙媒体で発行されていましたが、インターネットの普及によりオンライン上で利用できる電子媒体が年々増加し、現在9,000種の電子ジャーナル・データベースを提供しています。
さらに、本学では学内LANのネットワークを通じて学内どこからでもアクセスできる環境を構築しており、オンラインデータベースは学生・教職員の研究・教育活動に不可欠なものとなっています。図書館でも、学生のさらなる情報活用のスキル向上を目指して、図書館活用講座やデータベース講習会などを定期的に開催しています。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、本学の最も基本的な新聞データベースの1つで、学生や教職員の研究・教育活動を支えています。
また、本年度からの新たな取組『新聞ランチ』では、軽食を取りながら新聞を読み感想を交流するなど、学生の新聞への興味関心を高める事業として好評です。
新聞、そして新聞データベースを活用する機会をこれからも増やしていきたいと考えています。

静岡県立大学附属図書館事務長 岡田克彦

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