Vol.115-2021年(令和3年) 9月静岡新聞掲載広告から転載
私たちの学校
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伝統+革新で教育の最先端を歩む
本校は今年度、創立120周年を迎える伝統校です。校訓「自律」の精神と校風「醇美」の姿勢が連綿と受け継がれる中、各界各層に二万六千を超える有為な人材を輩出し、地域社会の発展に寄与してまいりました。
現在は、国際交流や異文化理解、探究活動やSTEM学習に軸を置いた教育活動を積極的に実践するなど、本県の普通科教育の最先端を行く学校です。また、充実した学習指導により、県下でもトップレベルの進学実績を誇る学校でもあります。
今後も、本校のさらなる飛躍と発展のために、生徒及び教職員が一丸となって学校の教育活動に取り組んでまいります。情報の宝庫である「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、必ずやその一助となると確信しています。
導入ポイント
多様な記事を読み自ら課題発見 |
関連性や因果関係を探る情報源 |
記事読み比べで探究活動に厚み |
部活動のディベートや研究資料 |
新聞記事検索システムの活用事例
多岐な情報源から課題発見→分析
- 関心のある記事に見入る
国際交流部の生徒たち
本校の総合的な探究の時間では、「Crisisに負けない持続可能な社会づくりを目指して~SDGsの視点からの多面的なアプローチ」をテーマに、2年間かけてチームで課題探究に取り組みます。これは、高校生が主体的に課題の解決にコミットするためにアクションを起こすことを求めるものです。その第一歩として「課題の発見」が欠かせません。与えられる情報を受け身で知識化するだけでは、視点を掘り下げて課題化することはできません。自ら探してきた情報の中に課題の種があるのです。しかし、スマートフォンから探索することで得られる情報は手軽に手に入る分、信頼度が低いものが多いことが問題です。
その一方、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」から得られる情報は、国内外の実社会におけるファクト(事実)としてのニュースソースから、オピニオン(意見・考え)を展開する記事まで多岐にわたり、「課題の発見」に大きく寄与するものです。また、静岡新聞や日本経済新聞の過去30~40年分という豊富な記事が検索対象になっています。そこから得られる情報を基に、物事の関連性や因果関係について仲間と意見を交わすことも、イノベーティブなグローバル人材を育てる上で、生徒の学びを深める大切なプロセスとなります。
WWL推進室長 中島 由美
探究活動から部活動までフル活用
- 三島の歴史について検索する
郷土研究部の生徒たち
- 図書課職員が中心となり
新聞データベースガイダンスを開催
本校は、文部科学省より2014年度から5年間、SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、さらに2019年度から3年間はWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の拠点校に指定されています。個々の興味や関心、特性に応じてより高度なプログラムに参加することで、サイバー空間と現実空間の融合で経済発展と社会問題の解決を図る「Society5.0」を担うべく、イノベーティブなグローバル人材の育成を目指しています。
その取り組みの一つとして、令和4年度から実施される新学習指導要領の「総合的な探究の時間」を先行実施しています。国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に向けた課題探究の過程において、専門施設への訪問やアンケートの実施など、フィールドワーク中心の調査研究をしています。過去にさかのぼり記事を検索できる「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、関連情報を幅広く収集でき、記事の読み比べもできるなど、探究活動を支える重要な役割を担っています。
そのほか、国際交流部のディベート資料や郷土研究部の研究資料として広く活用しています。1年生全員を対象に新聞データベースのガイダンスを行うなど、スムーズな活用支援にも力を注ぎます。
副校長 市川 幸子