Vol.114-2021年(令和3年) 8月静岡新聞掲載広告から転載
私たちの学校
-
創立102年、地域と共に
本年度、創立102年目を迎えた本校の伝統は、「地域と共にある学校」であり、積極的な地域連携が特色です。特にキャリア教育に力を入れており、インターンシップや面接指導、卒業生講話など、地域の方々に支えられながら、たくさんの取り組みを行っています。
激変する社会の中、地域においても少子高齢化などに伴う課題は多く、切実なものとなっています。解決のためには、深い知識に基づいた判断力や、先を読む力を身につけることが必要です。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」の導入はその一環であり、今後も地域社会のために力を尽くすことのできる人材育成に努めてまいります。
導入ポイント
学校の記事を印刷し校内に掲示 |
メディアリテラシーの育成 |
面接や小論文対策に活用 |
進路先の分野に関する情報取集 |
新聞記事検索システムの活用事例
メディアリテラシーの育成を図る
- 校内に掲示された掲載記事
本校は、東伊豆町に位置する「地域に根付く、地域のための高校」です。1学年100人に満たない小規模校ですが、少人数の強みを生かし、個に応じたきめ細かい指導を行うことで、生徒の持つ力を最大限に引き出し、自己実現を支援しています。
近年は、静岡新聞や伊豆新聞の記事で本校が取り上げられる機会も大幅に増えました。そのきっかけのひとつは、「コミュニティ・スクール」という考え方のもとに、地域連携を強化していることです。観光協会と連携し、イベント会場でお菓子販売を行ったり、子育てイベントの調理担当講師として本校生徒が参加させていただくなど、地域の方と交流する協働的な活動を多く行っています。活動を通して、地域の方々からたくさん声を掛けていただくことで自己肯定感の高揚につながっています。掲載された記事は、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」で検索したものを印刷し、校内に掲示し広く周知しています。
生徒は、学校を飛び出て地域の方と触れ合うことでお褒めの言葉をいただき、さらに「新聞記事見たよ」と褒めていただいています。ふたつの「褒める」に囲まれて、生徒は自信を持ち、成長している手ごたえを感じています。
今後も全校一丸となって、地域の未来を切り開く学校づくりに取り組みます
教頭(広報担当) 尾上 弘介
小論文対策や調べ学習に
- タブレット端末で新聞記事を検索する生徒たち
- コロナ対策をしながらも
地域交流+お弁当あったかふぇの様子
卒業生の約半数が進学する本校で、特に人気が高いのが、看護を中心とした理学療法や歯科衛生士などの医療関係の学校です。嬉しいことに進学先を卒業後、地元に戻り地域医療を支えている卒業生も数多くいます。
進路実現のために重要なことは、国語、数学、英語等の教科の勉強だけではありません。進路先の分野に関する知識も非常に重要です。医療関係の学校の多くが、入試に面接や小論文を課します。医療に関する知識が一切ない状態では入試に臨むことはできません。そこで私は、生徒に業界に関する知識を身につけてもらうために、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を活用し、医療に関する新聞記事を読む活動を推奨しています。
私が担当する高校2年生は、部活動でも中心的な存在となる忙しい学年です。そのため、進路指導はオンラインシステムも併用し、生徒の個々のペースに合わせて取り組めるようにしています。早い段階から自らの進路について意識をもち、希望する進路を模索し、その実現のための対策に時間を費やしてもらうことが狙いです。今後も、新聞データベースを活用し、栄養系や教育系など医療系以外の最新情報も幅広く収集し、一人でも多くの生徒の進路実現を支援したいと思います。
2学年主任 田力 秋洋