私たちの学校
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6カ年一貫教育の男子校
本校は、カトリックの教育理念に基づくミッションスクールの男子校です。プログラミングやデザイン思考など全く新しい創造を引き出すSTEAM教育や校内外における環境の国際化、男子教育を実践する上で大切な「自己肯定感」「主体性」などの力を6年かけてじっくりと育てます。
昨年度、学校創立50周年を機に、上記の取り組みを確実に実行する為、大幅なリノベーションを実施しました。各教室での教育環境も整い、現在各教科での授業や行事などさまざまな場面で、教師や生徒が積極的に活用しています。 生徒自らが、将来の進路を考えていく時に「静岡新聞データベースplus日経テレコン」の活用は、社会に対する視野を広め、学びを深めていくことにつながっていくと考えています。
導入ポイント
時事問題への理解に利用 |
興味ある情報を深堀り |
アクティブ・ラーニングに活用 |
新聞記事検索システムの活用事例
思考力・表現力を育むツール
- 新聞データベースで授業を展開する伊藤教諭
本校は2016年度から2018年度までの3年間NIE実践校に指定され、新聞記事を教育活動において活用していきました。例えば、校内での新聞記事の掲示や社会科の授業の現場で、新聞情報をより積極的に取り入れていきました。本年度は日本新聞協会からNIEアドバイザーに任命され、新聞の魅力を幅広く伝えていく活動に関わりはじめています。
現在、私が担当している地理や政治経済の授業では、生徒が時事問題への理解を深めたい時に、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を利用します。
例えば、地理の授業において貿易問題に関する記事を新聞データベースから情報収集し、ワークシートの作成に活用しました。生徒一人一人が積極的にグループワークに取り組み、より深い学びの実践につながっていきました。
また、政治経済の授業で、国際問題の新聞情報を取り入れたところ、生徒が多角的な視点で社会的な事象を捉えることができました。
本校社会科の目標である「自立した大人の18歳」の実現のため、新聞記事の「事実」に基づいた思考力や表現力をこれからも育んでいくために必要なツールとして、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」はとても魅力のあるシステムだと考えています。
社会科主任・NIEアドバイザー 伊藤 大介
情報を深掘り、ひらめきをサポート
- 授業の深掘りには新聞データベースが最適と語る榊原教諭
本校の図書室はSCL(Seiko Culture Lab)と呼ばれています。SCLは図書室でありながら、博物館のような役割も担っています。地域の博物館や美術館と連携してSCL内に展示物を設置することもあります。Wi-Fiや貸出PCもSCL内で使えるのでインターネットの情報にも簡単にアクセスできます。本や雑誌、インターネットの情報、展示物に触れさせることで、多角的に生徒の思考や感性を刺激することが狙いです。また、SCL内では会話も認めています。カフェのように利用者同士が気軽に交流することで知と知をつなぎ、新たな価値を生み出すきっかけをつくる空間作りをしています。
その中で、新聞の果たす役割は大きいと考えています。本やインターネットからの情報、あるいは展示物や友人との会話の中で刺激された感性が、新聞のリアルタイムな情報と結びつき、ひらめきを生み出すと考えています。
今回導入した「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を活用することで、ひらめきから、さらなる“深掘り”につながるツールになると考えています。
理科科 教諭 SCL担当 榊原 正信