伊藤ハム米久ホールディングス株式会社様

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伊藤ハム米久ホールディングス株式会社様

時流を捉えた記事をスマートクリップで収集

自社と社会課題をつなぐ情報発信の源泉に

時流を捉えた記事を

スマートクリップで収集

自社と社会課題をつなぐ

情報発信の源泉に

伊藤ハムと米久の統合によって2016年に発足。それぞれ独自のブランド力を堅持し、安全・安心で高品質な商品、そして消費者に求められるサービスを提供し続けることで、健やかで豊かな社会の実現に貢献する食品リーディングカンパニーを目指す。「長期経営戦略2035・中期経営計画2026」を発表し、2035年の経常利益500億円達成を目標に成長を続ける同社は、広汎・網羅的な情報収集を社内外への的確な情報発信につなげるべく、日経スマートクリップplusを導入した。

導入
サービス
日経スマートクリップplus
会社名 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社
所在地 東京都目黒区三田1丁目6番21号
創業 2016年
従業員数 8,124人(連結) 882人(単独) (2024年3月末現在)
事業内容 経営管理、食肉加工品及び食肉等の調達・販売
サイトURL https://www.itoham-yonekyu-holdings.com/

日経スマートクリップplus導入の目的は?

  • クリッピング作業を効率化し、他の業務との重複や朝の作業負担を軽減したい
  • 著作権を遵守しながら、受け取り手である経営層のニーズに即した記事共有を実現したい

その効果は?

  • スマートフォン1つでいつでもどこでも作業できるようになり、他の業務との重複問題を解決
  • およそ1時間のクリッピング作業が15分以下に
  • 役員や経営戦略部門に共有する情報の質が改善し、情報感度も向上

これまでの環境

これまでの環境
  • 毎朝、広報担当がひとりで行うクリッピング作業は負担感大
  • 多忙な時期には情報共有が遅れてしまうことも

日経スマートクリップplus導入後

日経スマートクリップplus導入後
  • キーワード設定による記事抽出の自動化で作業負担を大きく削減
  • 自社や業界、危機管理など必要な情報を漏れなく的確に収集
  • 情報感度が上がり社内コミュニケーションもスムーズに

導入のきっかけ

組織再編で業務効率化が急務に

効率と質を担保したクリッピングが課題

組織再編で業務効率化が急務に

効率と質を担保した

クリッピングが課題

――広報チームにおける、クリッピング業務の位置づけと従来の課題について教えてください。

広報チームでは毎朝、弊社および食肉業界に関連する記事を複数の新聞や雑誌から収集・精査して、役員と経営戦略部門に共有する業務を行っています。
基本的には広報担当がひとりで行う業務なので、他の業務と重複した時にクリッピングをする時間が取れないことが問題になっていました。
たとえば工場で取材対応を行う必要があったり、記者発表がスケジューリングされていたりすると、クリッピングに割く時間が十分に取れず、非常に負担感がありました。

そしてもうひとつ、著作権に配慮しながら記事をクリッピングすることも負担でした。抽出した記事をそのまま共有することは著作権違反にあたるので、情報を届けるための工夫が必要でした。

広報チーム

広報IR室 広報チーム
チームマネージャー
北垣 美沙緒氏

また、広報担当の判断によってピックアップされた記事は、はたして本当に役員や経営戦略部門が必要としている情報なのか、という課題感もありました。
こうした作業の負担感と著作権、情報価値についての課題を感じるようになっていたところに、タイミングよく日経スマートクリップplusをご提案いただき、2023年4月から導入に至りました。

――日経スマートクリップplus(スマートクリップ)を導入するに至った決め手を教えてください。

1つは、社内的な事情が熟していたことがあります。まず、2022年に私が広報チームに着任したタイミングで広報部門とIR部門が統合され、合計の人員が1名減となりました。これを受けて、あらゆる業務の効率化を図る必要があったのです。
また、組織再編を受け、改めて役員と経営戦略部門に日々共有する情報の質も高めたいという使命感が強くなり、何かいい方法はないかと悩んでいました。

そんな時期にご提案いただいたのがスマートクリップです。情報の質も担保しながら自動で記事をクリッピングでき、社内共有までスムーズに行える点が魅力でした。情報の受け取り手が自分のニーズに応じて、必要な記事を選択して読むことができる点に価値を感じています。
役員が記事のタイトルが列挙されているメールを受け取り、その中から自分で必要な記事を選択して読むという仕様も非常に読み手に寄り添っていると思います。
これらが導入の決め手になりました。

導入の結果

スマートフォン1つでいつでもどこでも作業可能に

経営や危機管理に必要な情報を的確に収集

スマートフォン1つで

いつでもどこでも作業可能に

経営や危機管理に必要な情報を

的確に収集

広報チーム

――スマートクリップの導入前と導入後で変わったことや、導入の効果について教えてください。

私としてはスマートフォン1つで、どこでもクリッピング作業ができるようになったことが最大のメリットです。

クリッピングの流れは、設定したキーワードに基づいて抽出された記事について、広報担当が共有すべきと判断した記事を選定し、それを役員や経営戦略部門に配信するという形を取っています。

この配信までの流れをスマートフォンひとつで行えるので、例えば出張が重なったとしても、移動中の車内で作業ができます。いつどこでも普段通りに記事を配信できるのは嬉しいですね。

以前は、手作業でクリッピング作業を行っていたので毎朝1時間ほどかかっていましたが、スマートクリップの導入後は、15分以下で作業が完了するようになりました。

また、これまでは私が他の業務との重複でクリッピング作業をできない場合、他のルーチンワークをもつ同僚に肩代わりしてもらうことがありました。不可抗力であるとはいえ、広報業務が集中する朝に依頼するのは心苦しかったというのが正直な気持ちです。
それが今ではスケジュール調整して完結できるようになったので、心理的にも非常に助かっています。

――機能面や運用面でのメリットはありましたか?

記事抽出用のキーワードを必要に応じて自由に調整できるので、時流やイベント等に対応した情報を取りこぼさず的確に収集できるのも、大きなメリットだと思います。

普段は、弊社と食肉業界に関するキーワードを設定して記事をクリッピングしています。加えて、たとえば近年はサステナビリティに関する対応は弊社としても必須になっているので、これに関連するキーワードを適宜追加しています。
あとは食肉加工品の製造・販売を行う企業として、大豆ミートなどの代替肉や、喫緊の課題である物流問題に関する情報収集も欠かせません。
これらもすべてキーワードを適切に設定しておけば、記事が自動で抽出されるので情報を取りこぼすことがありません。
記者発表を行った時など、どのように媒体に取り上げてもらったか、という効果検証もやり易くなりました。

また、危機管理においても役立っています。
弊社だけでなく食肉業界、あるいは広く食品業界の他社事例も含め、危機管理に属する記事を取りこぼさず確認しておくのは、広報の最重要業務の1つです。
日本経済新聞など日経グループ各媒体以外の記事も含め幅広く抽出できるので、SNSと併用すればかなり情報を網羅できると思います。

著作権を遵守した記事共有ができる点も本当に安心感があります。
以前は著作権に抵触しないかと懸念しながらクリッピングをしていましたが、その懸念がなくなり著作権の管理コストが低減されたことは、明らかに情報収集の質の向上につながっています。
情報を扱う広報チームとして、微力ながら、以前よりも経営に貢献できるようになったという実感がもてています。

導入にあたって

導入はとてもスムーズ

導入後のフォロー体制も心強い

導入はとてもスムーズ

導入後のフォロー体制も心強い

――情報を受け取っている役員の方々からのフィードバックはありましたか?

役員からは、やはりスマートフォンやタブレットでいつでもどこでも閲覧できるのは便利だねと言われています。また以前は、共有した記事について、もう少し内容を詳しく教えてほしいという問い合わせがしばしばあり、元記事を問い合わせてきた役員の元へ持参したり、口頭でお答えしたりといった業務も発生していました。
それがいまでは、役員自身が記事全文を確認できるので、お互いに時間をロスせず、効率よく情報共有ができるようになっています。

――導入から活用まで、サポート体制についてはいかがでしょうか。

導入はとてもスムーズでした。マニュアルに目を通して、記事の抽出から選定、そして配信という流れについては特に心配はいらないことがわかりましたし、不明な点があればその都度営業担当の方に対応してもらえたので、特に苦労を感じず導入できました。
現在も適宜、何か困っていることはありませんか?とフォローしていただいていますし、こちらからも必要に応じて聞くこともあり、サポート体制はしっかりしていると感じます。
記事が配信される役員に対しては、戸惑うことがないようにマニュアルを作成して配布しました。この社内マニュアル作成についても、担当の方と相談しながら進めることができたので、役員も問題なく使いこなせました。

今後の展望

社会課題と自社の取り組みをつなげた

情報発信に役立てたい

社会課題と自社の取り組みをつなげた

情報発信に役立てたい

――今後、どのようにスマートクリップを活用していきたいと考えていますか?

広報チームとしては、社内外の情報発信を的確に行うプロフェッショナル集団でありたいと考えています。その業務の一環であるクリッピングは、記者や生活者の視点が入る記事という形を通じて世の中の動向を知ることであり、弊社や食肉業界のことを俯瞰して把握するための重要な作業です。
毎朝、必要に応じて役員や経営戦略部門に的確に記事を配信することで、経営戦略の振り返りや立案に役立ってほしいと思いますし、広報担当が選定した記事が何らかの指標になってくれたらという気持ちです。

そして私自身、スマートクリップを利用することで、情報感度が上がったという実感があります。
たとえば、物流の 2024 年問題に関して、他社と共同で物流問題の解決に取り組むことになり、記者発表を行いました。この準備段階では、スマートクリップを使って物流関連記事を網羅的に収集し、役員への配信と同時に広報担当としてもくまなく目を通すことで、物流問題について解像度高く理解できたと思っています。

広報チーム

また、情報感度が上がったことで、記事を通じて行政の取り組みや食品業界の動きなどを知ることもあります。結果、自社の取り組みや商品戦略への理解度が上がり、事業部門との会話もスムーズになっているように思います。

脱炭素やサステナビリティといった世の中のトレンドや社会課題についての理解が深まっている実感もあり、このことを情報発信の改善につなげていきたいという思いがあります。弊社の都合で、社内の取り組みだけを書いたリリースを発信しても、なかなか媒体には取り上げてもらえないというのが現実です。

やはり、世の中のトレンドや社会課題の解決とつながる取り組みであることを伝えてこそ、ニュースに取り上げられるわけですから、クリッピングは弊社と社会をつなげる手段のひとつになっていると感じています。そのために、スマートクリップをより一層活用していきたいと思っています。

ご利用企業様
成功事例

伊藤ハム米久
ホールディングス株式会社

サービス導入前

クリッピング作業を効率化し、他の業務との重複や朝の作業負担を軽減したい

毎朝、広報担当がひとりで行うクリッピング作業は負担感大
多忙な時期には情報共有が遅れてしまうことも

サービス導入後

スマートフォン1つでいつでもどこでも作業できるようになり、他の業務との重複問題を解決

キーワード設定による記事抽出の自動化で作業負担を大きく削減
自社や業界、危機管理など必要な情報を漏れなく的確に収集
情報感度が上がり社内コミュニケーションもスムーズに