業務テーマに最適化された記事が毎朝手元へ
業務テーマに最適化された記事が
毎朝手元へ
新しい発想につながる情報を見逃さない
帝人グループのヘルスケア事業領域を担当する帝人ファーマ株式会社様は、「医薬品事業」と「在宅医療事業」という2つの事業をもつ業界の個性派だ。その中で「在宅医療開発推進部」は、これからの医療を支える新たな機器の開発、導入をミッションとする重要部署。必要な情報を効率的に入手し、ヘルスケアビジネスの動向を把握するため、2016年7月に日経スマートクリップの導入を決めた。
導入 サービス |
日経スマートクリップoffice |
---|---|
会社名 | 帝人ファーマ株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-1 |
設立 | 2002年4月15日 |
従業員数 | 1,442名(2023年3月末日現在) |
事業内容 | 医薬品・医療機器の研究開発、製造、販売 【主要製品・サービス】 骨・関節領域(骨粗鬆症治療剤、超音波骨折治療器他) 呼吸器領域(去痰剤、HOT用酸素濃縮装置他) 呼吸器領域/代謝・循環器領域(CPAP療法装置他) |
サイトURL | https://www.teijin-pharma.co.jp/ |
導入のきっかけ
与えられたミッションの下、
必要な情報を部内で共有したい。
帝人ファーマ株式会社様は、「医薬品事業」と「在宅医療事業」という2事業のシナジー効果を「骨・関節」「呼吸器」「代謝・循環器」の3領域で発揮してきた。 また在宅医療事業においては、治療のほかに予防から介護まで製品の幅を広げていきたいと考えている。
そのような流れを受けて、在宅医療開発推進部では企画開発部門として、担当領域に新たな付加価値を与えることが重要なミッションとなっている。実現のためのアイディアが出せるかどうかは、広い守備範囲の中から関係性の高い情報をいかに効率的に、リアルタイムにキャッチアップできるかどうかにかかっているという。
そこで部内の情報の収集、共有システムとして2016年7月より導入されたのが日経スマートクリップだ。 あらかじめ設定したキーワードにヒットする最新記事が部員に向けて毎朝メールで配信されるようにした。配信されたメールには記事へのリンクが記載されており、クリックすることでWEBブラウザで記事内容を確認することができる。
帝人ファーマ株式会社
在宅医療企画技術部門
在宅医療開発推進部 担当課長
結城 諭氏
- まとめ
-
- ・幅広い業務範囲の中で、関係性の高い情報を効率的にリアルタイムに収集したいと考えていた
活用方法
キーワードを取捨選択し、
業務に最適化された記事を配信。
日経スマートクリップの利用にあたって、「在宅医療開発推進部」が重視したのは、情報の収集と共有をより確実なものにすることだった。部内ではチームごとに分かれて仕事を行い、その中でさらにプロジェクトや個人の担当が細分化されている。しかし、新サービスへの発想を得るためには、それぞれの守備範囲より広く、偏り無くアンテナを張ってヒントを集め、他者と共有する必要がある。また、ヘルスケア領域には新たなプレイヤーが次々に登場するため、定期的な情報収集は欠かせない。
現在、キーワードは病名や医療機器からヘルスケア、通信、医療制度など幅広く設定され、媒体は日本経済新聞、日経産業新聞など7紙を網羅する。利用開始時こそ毎日100本近い記事が配信されていたが、その後アンケートやヒヤリングを重ね、設定キーワードを取捨選択して部員のニーズに最適化。現在は日々ニーズに合った記事が平均20~30本配信され、質量ともに把握できる適切なものになってきたという。
配信された記事は、会社のパソコンでチェックする場合と、出張中などはモバイル端末を用いてチェックする場合とがある。 部員は記事タイトルの中から重要なものをピックアップし、記事の内容は紙面を切り抜いたイメージのPDF形式で閲覧する。必要なものはその場で保存しているという。重要な情報を見逃すことがなくなり、後で記事を探すという非効率な作業もなくなった。
- まとめ
-
- ・個人では集めきれない情報を代わりに収集してくれる
- ・偏りのない情報に触れることにより、アイディアのヒントが得られる
導入の効果
部内共通の話題が豊富になり、
コミュニケーションが活発に。
帝人ファーマ株式会社
在宅医療企画技術部門
在宅医療開発推進部 担当課長
福島 道雄氏
1年半近くサービスを利用してきた在宅医療開発推進部リハビリ領域チームの、結城諭担当課長、福島道雄担当課長から話を聞いた。
リハビリ領域チームでは、病院、施設、在宅のリハビリやその後の社会復帰・再就職まで幅広くアンテナを張る必要があるそうだ。
日経スマートクリップ導入以前の状況について、結城氏は「以前は新聞やWEB記事など個人単位の情報収集に頼ることが多く、幅広い情報を効率的に収集することが難しかった。また、個人単位の情報収集では、部署内での情報共有にも限界がありました」と振り返る。
日経スマートクリップを利用するようになってからの変化について同氏は「同僚同士であいさつ代わりに「あの記事読んだ?」と話題を振ることが多くなり、部署内での会話のきっかけになっています。 同じ記事でも人により目のつけどころが違うというのがおもしろくて、部内のコミュニケーションの活性化に役立っていると思います」と続ける。
福島氏も「自分でネット検索しているときは、どうしても一定の枠内での情報しか入ってきませんでした。 日経スマートクリップを使うと自分では見逃していたような記事も入ってきますから、少し広い視野が持てるようになったと感じます」と変化を実感している。
他社の動向を個人ですべてチェックするのは難しかったが、今では誰かが気づいて話題にするようになったという。 さらに、重要な情報については会議で取り上げ、担当者を決めてその後も関連情報をフォローする。深掘りしたい情報があればインターネットやリハビリ専門誌など他の媒体も活用し、さらに動向を見ていくようになった。
こうして数ある情報の中から顧客のニーズを見極め、最終的に新サービスに落とし込むなど業務に生かしている。
同氏は「病院や在宅介護の問題について書かれた記事に触れたら、自社の機器やサービスを活用して解決できないだろうかと考えます。発想のヒントとして、毎日配信される記事が活用できているのです」と話している。
- まとめ
-
- ・記事がコミュニケーションツールの役割を果たしている
- ・得られた情報をヒントに新たな発想が生まれるようになった
今後の展望・期待すること
個人ごとの「優先順位の違い」を
生かせる機能がほしい。
日経スマートクリップの今後への期待について福島氏は、「新聞ならその記事の見出しやレイアウトの大きさなどで、視覚的にその記事の重要性がわかります。しかし、記事のヘッドラインが並列されているだけではそれがわかりにくい。 一目で記事の重要性がわかる方法があるとよいのではないでしょうか」と話す。
さらに、部署内の要望として挙げられているのが“キーワードのカスタマイズ機能”だ。人によってキーワードの優先順位を変えることができれば、それぞれ担当している課題を上位に表示させることも可能となり、より効率的な情報収集が実現できる。
「部員で情報を共有したいが人により優先順位が違う、という表示が実現できる機能がほしい」というのが、在宅医療開発推進部の前向きな要望であった。日経スマートクリップの今後の課題としていきたい。
更なる機能の拡充に期待すると福島氏
ご利用企業様
成功事例
帝人ファーマ株式会社様
サービス導入前
幅広い業務範囲の中で、関係性の高い情報を効率的に
リアルタイムに収集したいと考えていた
サービス導入後
情報収集作業の負担を軽減
個人では集めきれない情報を代わりに収集してくれる
偏りのない情報に触れることにより、アイディアのヒントが得られる
記事がコミュニケーションツールの役割を果たしている
得られた情報をヒントに新たな発想が生まれるようになった