壬生町立図書館
隣接施設と連携して相乗効果

新聞記事検索システムの活用事例
フェスティバルが人気

- 城址フェスティバルでの「推し本バトル」
1985(昭和60)年に開館し、以来、地域の読書ボランティアの協力を得ながら、幼児向けのお話し会「おはなしひろば」の充実などに力を入れてきました。新分哲也館長は「地域の皆さんと一緒につくりあげている、というところが大きな特長です」と話します。
ただ、子どもたちや保護者、さらには高齢者の姿は目立つものの、中高生など若い年齢層の利用の伸び悩みが課題でした。そこで2024年9月、玄関から2階の学習室へと至る途中に「実になる 花咲く!! 青春コーナー」を新設。「雑誌コーナーや書架から中高生向けの話題の本を集めました。立ち止まって見てくれる若い人たちが目立ってきました」と新分館長。
今では珍しくなった移動図書館「BMゆうがお・みぶ」の運行にも力を入れ、職員がバスのハンドルを握り、小学校を中心に毎月町内8カ所を巡回しています。新分館長は「壬生町は細長い地形をしていますので、本館まで来られない子どもたちも多く、特に低学年の子どもたちから喜ばれています」と話します。
同図書館は壬生城址公園の一角にあり、隣接して町立歴史民俗資料館、城址公園ホール(町立壬生中央公民館)があります。「毎年秋に3館が合同で『みぶ城址フェスティバル』を開催しています。さまざまなイベントを屋外で繰り広げ、たくさんの人にお出でいただいています。静かに本を読むという昔の図書館とはまた違った図書館の魅力を感じていただけるようになったと思いますね」と新分館長は笑顔を見せます。
DB活用さらにPR
23年10月から「下野新聞データベースplus日経テレコン」を始めました。残念ながら、まだ一般の利用は活発とは言えませんが、「データベースは県内の情報を素早く手軽に調べられるとても便利なツールです。私たちとしてもサービスの幅が広がったと感じています。今後、さらにPRに努めて利用者数の増加につなげていきたいと思っています」と新分館長は話しています。
喜んでもらえる図書館に

- 壬生町立図書館館長
新分哲也さん
「図書館では静かに」という昔のイメージではなく、まずは町民の皆さんに喜んでいただける施設を目指したいと思っています。町民の憩いの場である壬生城址公園の中という素晴らしい環境にあるので、これを生かしていきたいですね。
スタッフのお薦め本コーナーや季節の催しなど工夫を凝らして取り組んでいますので、あまり敷居を高く感じることなく、気軽に来館いただいて楽しんでいただければと思います。