足利市立図書館
さまざまな工夫で利用促進
新聞記事検索システムの活用事例
- 定期的に巡回する移動図書館
親しまれる情報拠点の場に
足利市立図書館は、昭和55年に栃木県立足利図書館としてオープンし、平成28年に現在の運営形態になりました。市民に身近な図書館として、利用しやすく親しまれる存在となるようさまざまな取り組みを進めています。
平成29年には「子ども読書活動推進計画」を策定し、子ども向けの企画に力を入れてきました。子どもが本と触れ合うきっかけづくりの一環として、館内に設けられているのが「特設コーナー」です。
時季に合わせて「節分」や「ぽかぽか」「おばけ」などテーマを変えながら、収蔵している図書の中からそれぞれの内容にちなんだものを展示、紹介しています。
また、ボランティア団体の協力を得て赤ちゃんの時間、おはなし会などを積極的に展開しています。
図書館を訪れるのが困難な人には「移動図書館」を運営しています。市内に42カ所あるステーションを毎月1回ずつ定期的に巡回しています。歴史は古く昭和30年代から行われています。ほかにも昭和49年に興国化学工業(現アキレス)の寄付を活用して基金を創設。これを財源に小中学校、公民館、保育所などに図書を配布し、「興国文庫」として親しまれています。
河内厚館長は「お子さんから高齢の方まで、皆さんに親しまれる情報拠点の場としてさらに充実を図りたいと思います」と話します。
- 今年度導入されて好評のデータベース
利用状況上々のDB
同図書館は、昨年4月、『下野新聞データベースplus日経テレコン』を導入しました。見たい記事がすぐに探せるため、導入後、これまでの利用は上々とのことです。
司書の青木千恵さんは「地元のことをより深く知っていただけるのはもちろんですが、新聞に載ったスポーツの記録や統計的なデータなど、いろいろな情報が得られます。ぜひご活用を」と、さらに積極的な利用を呼び掛けています。