宇都宮市立南図書館
各種イベントで子育て支援
新聞記事検索システムの活用事例
- にぎわう「おひさまひろば」
官民連携が生きる
宇都宮市立南図書館は、平成23年7月の開館以来、「宮っ子を育む」との方針のもと、子どもたちの育成や子育て世代を支援する分野に力を入れてきました。おはなし会や工作教室など、親子で楽しめるイベントがたくさん用意されています。
一般向けにも春の「子どもフェスティバル」、秋の「南としょかん祭」をはじめ、ぬいぐるみたちが夜の図書館を探検する「ぬいぐるみ達のお泊り会」、名作映画会、音楽会など、年間を通して多彩な催しが展開されており、その豊富さには定評があります。「宇都宮市の職員のほか、民間4社の指定管理者が運営に参加しており、官民のアイデアがうまくかみ合った結果だと思います」と赤石澤めぐみ館長は話します。
全館がバリアフリーのつくり。ホールや会議室、ギャラリーなどの施設が充実し、市民の交流の拠点になっています。
また、県立宇都宮工業高校や県立宇都宮南高校に近く、生徒たちの学習室の利用が活発です。運営に参加するボランティアも目立ち、高校生同士の書評合戦「ビブリオバトル」なども開かれました。「図書館に親しむきっかけを提供することで、将来にわたるファンになってほしい」と赤石澤館長は期待します。
- 充実した児童図書コーナー
研修会でDB普及へ
宇都宮市立南図書館が、『下野新聞データベースplus日経テレコン』を導入したのは、今年4月のことです。図書館の重要な役割の一つであるレファレンスに大きく貢献しているといいます。
髙坂靖路副館長は、「私たち職員にとって非常に便利ですが、せっかく導入したので、一般の人たちの利用がさらに活発になればと思っています」と話します。今後、来館者向けの研修会などを開いて、便利な利用の仕方をPRすることにしています。