導入事例

HARIMA HARIMA

ハリマ化成グループ株式会社

膨大な人事情報を効率よく正確にキャッチアップ
社内のコミュニケーションもより活発に

設立1947年(昭和22年)11月18日
従業員数(連結)1,523名(2022年3月31日現在)

松から得られるロジン(松やに)、脂肪酸、テレピン油などを使って化学素材を製造・販売

ハリマ化成グループ株式会社 
広報グループ
深井 稔氏

グローバルに事業を展開するハリマ化成グループ株式会社様。 松から得られるロジン(松やに)、脂肪酸、テレピン油などの原料を使って化学素材をつくっている。 同社が生み出す素材は、新聞やカタログ、自動車に使われる塗料から、接着剤などの粘着剤、板紙や段ボールなどの紙、自動車などに搭載される電子機器まで様々な製品に役立っているという。 お客様となる企業が多岐にわたる中で、なぜ同社は当サービスを導入されたのか。そのきっかけや効果、今後の展望についてお話を伺った。

導入のきっかけ

お客様は大手のメーカーが多数。膨大な人事情報をキャッチし、管理することは最重要課題でした

「弊社の広報グループは、広報と宣伝の両方の機能を備えており、一般的な広報業務の他に、Webや広告の管理も行っています。 広報業務の一環で新聞記事を読み込み、自社に関する記事や業界情報、海外情報、さらには他業界や世の中の経済動向に関する重要記事や情報をクリッピングして社内で共有しています。その中に人事に関する異動情報も含まれています」と紹介してくれたのが、広報グループ深井稔氏。 塗料や紙、電子部品に使われる化学素材を開発しているため、必然的に多種多様なメーカーが、しかも国内外で展開している大手の企業がお客様になっているという。 サービス導入前の状況について「事業部によって取引先業界や企業が異なるため、部門ごとに必要な人事情報や記事を配信するのはとても難しい作業でした。 キャッチできる情報源も限られていますので、どうしても漏れが生じてしまうんですよね。また営業メンバーから取引先企業のある特定のキーマンについて広報で調べてほしい、過去半年あるいは1年の異動情報を知りたいといった依頼もあります。 そんな時は過去の情報を調べるんですが、これがなかなか手間でして…」と語っていただいた。

深井 稔 氏

ハリマ化成グループ株式会社
広報グループ

深井 稔

自社で独自の人事データベースを作り、担当を決めて情報更新や管理をしていたものの、常に最新かつ正確な状態を維持するのは難しく、もともと課題意識を持っていたとのこと。 そんな中でいつものようにクリッピングする記事を探して新聞を読んでいたところ、当サービスに関する広告を見つけ、「ひょっとしたらこれは業務に使えるのではないか」と思い立ち、コンタクトをとったのが導入のきっかけだったそうだ。

実は導入を進めるにあたって、社内のある部門で「日経人事ウオッチPro」の前身となるサービス「日経人事ウォッチャー」を導入し、専用PCで人事情報を収集していたことを知ったそうだ。 そこでサービスのメリットや機能なども把握しつつ、一方でWebサービスの「日経人事ウオッチPro」では、事業部や業務の目的ごとに企業リストや配信先を編集できるため、自由度が高く、理想的なサービスであることを実感したという。 結果、全社で「日経人事ウオッチPro」を導入することに至る。

まとめ

  • 大手メーカーともなれば一社だけでも人事情報は膨大。それが数社、数十社とあることで、情報収集や管理の手間は大きな課題となっていた
  • コア業務への集中。人事データベースの管理から解き放たれ、本当にやるべき仕事に専念できるようになった

活用方法

スマートフォンにも配信されることから、外出や出張の多い営業メンバーの貴重な情報源に

導入にあたって、実は今回初めて各事業部から顧客企業リストを入手し、「日経人事ウオッチPro」で管理する企業の整理を行ったという。 「これまでなかなか更新・管理ができなかったリストも、サービス導入がきっかけとなって最新かつ精緻な状態で管理ができるようになりました」と話す。 また、社員のスマートフォンに配信されることから、出張や外出の多い営業メンバーには大変重宝されているとのこと。 アポイントの当日に発表された人事情報も移動中に確認できるため、打ち合わせの話のネタとしての活用や、商談の質的向上に貢献しているという。

営業メンバーからは、人事情報のみならず、お客様企業や業界に関する記事、関連情報に関してもクリッピングしてほしいというリクエストが増えているという。 さらにこれまで取引のなかった企業を新たに加えてほしいという依頼も。理由を聞くと「これから開拓していきたいので、最新情報や動向を把握しておきたい」とのこと。

日経人事ウオッチ Pro

導入の効果

人事に関する情報収集の効率化はもちろん、社内のコミュニケーション促進にも貢献

「例えば『人事ウオッチProの操作方法を教えてほしい』『新しくユーザーに追加してほしい』といった問い合わせから、『この企業の人事情報や記事情報も配信してほしい』というリクエストまで、サービス導入をきっかけに社内コミュニケーションが増えました」と話す深井氏。 新規開拓という目的のもと、新しく企業を追加していく中で、人事情報のみならず、その企業や業界に関する情報も配信しようと思い、クリッピングに追加するようになったという。「クリッピングの作業は正直増えました。 ただ以前なら『配信した人事情報や記事が本当に読まれているのか?』と思うことも少なからずあって…それが今では本当に必要とされる情報、欲している情報を提供できるようになりました」とのこと。 最近では「営業メンバーから『直接関係のない情報でも営業のヒントになるかもしれないと思って、一通り目を通すようになったんですよ』と言ってもらえて、仕事の成果を感じる機会も増えているという。

海外赴任から戻ってきたメンバーからも「新しく担当するお客様の過去半年〜1年の異動履歴を見たい」といった要望があったが、当サービスで簡単に拾うことができるようになり、業務の効率化を実感したそうだ。

「我々のセクションは営業のサポートや、それを通じて業績に貢献することが最大の役割。いわば社内にお客様がいるようなもので、常に目を配らせる、努力を続けることが大事。このサービスを入れたことで本当にやるべき業務に集中できるようになった」と深井氏は話してくれた。

まとめ

  • 情報の「収集や管理」から「活用支援」へ、メイン業務がシフト
  • ツール導入がきっかけとなって、営業部署とのコミュニケーションが増加

今後の展望・期待すること

追加されたオプション機能では、人物のより詳細な情報が閲覧できるようになっている。 その新機能に対して「お客様企業のキーマンについて絞って調べてほしいというニーズは少なからず営業メンバーからあります。 そういった細かいニーズにどこまで応えるべきか、そこはコストパフォーマンスをみつつ、様子をみて検討・判断をしていきたいと考えています」と話す。デモを見て当サービスへの期待も大きく膨らんだという。

「当社は情報誌の発行もしていて、その中で大学の先生方とのお付き合いもある。今後、大学の教授や准教授に関する異動情報も取得できるようになると嬉しいですね。思っている以上に大学という所は異動が頻繁にあって…また授賞に関する情報もいち早く掴みたい。化学メーカーだからこそ、そういった情報も重要なんです」と話してくれた。

業績や営業支援へのより大きな貢献に向けて、当サービスに寄せる期待の大きさを知った今回の取材。サービスのさらなるブラッシュアップに励みたい。

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